Japanese
English
臨床報告
小骨盤腔を占拠した小腸平滑筋肉腫の2例
Two cases of small intestinal leiomyosarcoma occupying the small pelvic cavity
原川 伊寿
1
,
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
磯谷 正敏
1
,
深田 伸二
1
,
石橋 宏之
1
,
加藤 純爾
1
,
神田 裕
1
,
松下 昌裕
1
,
小田 高司
1
Itoshi HARAKAWA
1
1大垣市民病院外科
pp.1079-1083
発行日 1986年6月20日
Published Date 1986/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209479
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はじめに
小腸平滑筋肉腫は,比較的まれな疾患であるが,最近その報告例は増加している.しかし,術前に診断されることは少なく,開腹して始めて診断される場合が多いのが現状である.われわれは,卵巣腫瘍の術前診断のもとに開腹し,小腸平滑筋肉腫の術後診断を得た1例と,術前に小腸平滑筋肉腫と診断した1例で,ともに壁外性に進展,小骨盤腔を占拠し,興味ある画像所見を認めたので報告し,小腸平滑筋肉腫について,若干の文献的考察を加えた.
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