Japanese
English
臨床報告
腹直筋血腫の3例
Three cases of rectus sheath hematoma
平井 和雄
1
,
田中 真澄
1
,
長島 雅子
1
,
常見 修平
1
,
松本 眞一
1
,
梅原 誠
2
Kazuo HIRAI
1
1堀川病院外科
2国保精華町病院外科
pp.853-856
発行日 1985年6月20日
Published Date 1985/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209052
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はじめに
急性腹症とは,急激な腹痛を主徴とする腹部疾患の総括的呼称であり,一般に緊急手術が必要とされるが,開腹手術の適応とならない類似疾患の鑑別が極めて重要である.
腹直筋血腫(rectus sheath hematoma,RSH)はその1つに挙げられ,古代よりよく知られた疾患であるが,従来その確定診断は主に手術によつていた.しかし近年超音波(US)およびCTスキャン(CT)により術前に診断される例が多数報告されている.
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