特集 “血が出た!”ときのリアル・アプローチ—そんな判断しちゃダメよ!
【第1章】外来で頻度の高い出血性病変
❿稀だけれども知っていれば対応に困らない出血—腹直筋血腫、下腿血腫、上腕血腫など
藤森 大輔
1
,
坂本 壮
1
1総合病院 国保旭中央病院 救急救命科
キーワード:
腹直筋血腫
,
咳嗽エコー
,
腹壁圧痛試験
,
下腿血腫
,
上腕血腫
Keyword:
腹直筋血腫
,
咳嗽エコー
,
腹壁圧痛試験
,
下腿血腫
,
上腕血腫
pp.1503-1505
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203505
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腹直筋血腫は比較的珍しい病態で、鑑別に挙がらず診断に難渋することがあり注意が必要である。抗血栓薬内服や軽微な外傷、腹部への注射、労作による腹壁の緊張がリスクファクターと言われている。大半は軽症であるが、出血をコントロールできず、輸血を要することや致命的になることもある1)。
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