Japanese
English
臨床研究
大腸絨毛腫瘍の臨床病理学的特徴と治療法について
The clinico-pathological features and treatment of the villous tumor of the large intestine
金光 泰石
1
,
松本 幸三
1
,
鈴村 和義
1
,
石井 俊昭
1
,
加藤 健一
1
,
成瀬 隆吉
1
,
小池 明彦
1
,
山本 貞博
1
Taiseki KANEMITSU
1
1愛知医科大学第1外科
pp.105-110
発行日 1985年1月20日
Published Date 1985/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208919
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はじめに
大腸の絨毛腫瘍は絨毛状増殖像を肉眼的,組織学的特徴とし,高い癌化率をはじめ種々の臨床,病理学的所見を呈する腫瘍として注目されている1-3).
本腫瘍は通常みられる大腸腺腫と異なり,高齢者に多く,癌化率が高く,腫瘍は大きく無茎性で,直腸に好発する特徴がある.また腫瘍の粘液分泌能も高く,時に水分電解質異常を主とする特異なdepletion syndrome4)を来たすこともある.
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