Japanese
English
特集 胆管癌の外科
切除成績の現況と問題点—上部胆管癌;肝門部胆管癌
Present status and problems on surgical resection for hilar carcinoma including carcinoma of the superior bile duct
水本 龍二
1
,
小倉 嘉文
1
,
赤坂 義和
1
Ryūji MIZUMOTO
1
,
Yoshifumi OGURA
1
,
Yoshikazu AKASAKA
1
1三重大学医学部第1外科
pp.1383-1388
発行日 1984年10月20日
Published Date 1984/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208825
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はじめに
日本胆道外科研究会の胆道癌取扱い規約によれば,胆管癌は肝管癌,上部胆管癌,中部胆管癌,下部胆管癌および広範囲胆管癌に分類されておりさらに左右肝管合流部を占居する癌腫を総称して特に肝門部胆管癌と呼んでいる.
今回,われわれに与えられた命題は上部胆管癌であったが,われわれの経験した上部胆管癌の5例はいずれも肝門部胆管に及んでいたため,本稿では上部胆管癌の他,左右肝管またはその合流部原発癌(いわゆるKlatskin tumor1))や肝内胆管癌の肝門部浸潤なども含めて,これら肝門部胆管をおかした胆管原発癌を対象として以下の検討を行った.
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