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特集 胆管癌の外科
胆管癌の早期診断法,切除可能性の判定をどうするか
Early diagnosis and determination of the resectability for bile duct cancer using image diagnostics
竜 崇正
1
Munemasa RYU
1
1千葉大学医学部第2外科
pp.1377-1382
発行日 1984年10月20日
Published Date 1984/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208824
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はじめに
胆管癌は胆管壁に沿つて浸潤する特徴を有し,また肝動脈,門脈などに近接しているため容易に浸潤しやすく治療上多くの問題点を有しており,最も治療成績の悪い癌とされている.しかし近年超音波検査(US),X線CT(CT)などの画像診断の進歩により無黄疸もしくは軽度黄疸で発見される例も増加している.また診断法の進歩に加えて,肝切除,血管合併切除などの手術手技の向上により,近年切除例も増加してきている.そこで自験例を中心に胆管癌の早期診断法,切除可能性の判定に関する診断方法について述べてみたい.
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