Japanese
English
特集 肝臓癌のTAE療法
TAE療法とその応用—私はこうしている
Transcatheter arterial embolization for hepatoma
中塚 春樹
1
,
高島 澄夫
1
Haruki NAKATSUKA
1
,
Sumio TAKASHIMA
1
1大阪市立大学医学部放射線科
pp.961-966
発行日 1984年7月20日
Published Date 1984/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208756
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はじめに
肝細胞癌に対する動脈塞栓術は,その歴史が極めて浅いにもかかわらず,急速に普及し,今や肝細胞癌に対する有力な一治療法として全国の各施設で施行されるようになつた.それに伴い手技的な種々の進歩とともに,種々の合併症も報告されるようになつた.我々は従来からその手技,治療成績および副作用,合併症などについて報告し,適応についても考察してきたが1-5),その後さらに種々の進歩や手技の変遷をきたしている.
したがつて,ここでは現在実際に我々が行つている肝動脈塞栓術の手技を紹介し,また当施設における肝細胞癌症例の取り扱い方の現状について紹介する.
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