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特集 肝臓癌のTAE療法
TAE療法とその応用—私はこうしている
Transcatheter arterial emboilzation therapy for hepatocellular carcinoma
池田 健次
1
,
熊田 博光
1
,
吉場 朗
1
,
𤋎本 正博
2
,
沢田 寿仁
3
,
池永 達雄
3
,
中沢 茂樹
3
,
鶴丸 昌彦
3
,
秋山 洋
3
Kenji IKEDA
1
1虎の門病院分院消化器科
2虎の門病院分院放射線診断学科
3虎の門病院分院消化器外科
pp.949-954
発行日 1984年7月20日
Published Date 1984/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208754
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はじめに
本邦では山田らにより始められたTrans-catheter arterial embolization(以下,TAE)は切除不能肝癌に対して良好な効果を示し,その評価も定まりつつある1-3).
しかし,TAEを有効に行うためには,超選択的血管造影の技術はもとより,腹腔動脈分枝のvariationや起こりうる合併症について熟知する必要がある.また,腹水や脳症を伴う重症肝硬変患者では,TAE前後の全身管理が問題となることも少なくない.
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