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特集 今日の肺癌
私の肺癌手術—手技とそのコツ
Some technical points of pulmonary resection for cancer
米山 武志
1
Takeshi YONEYAMA
1
1国立がんセンター外科
pp.55-60
発行日 1984年1月20日
Published Date 1984/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208527
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はじめに
悪性腫瘍切除にたいする外科医の努力目標は,1)根治性の確保と,2)手術時間の短縮の2つに要約することができると考えている.
肺癌外科においては,この第2の因子が特別に重要な意味をもつている.一側開胸術中に発生している健側肺機能の非生理性がきわめて激しいものであり,それが術後急性期の病態の形成に少なからず関与していることがみとめられるからである1).
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