Japanese
English
特集 胸部疾患縫合不全
肺癌切除における気管支瘻の問題
Studies on bronchopleural fistura following resection for carcinoma of the lung
末舛 恵一
1
,
成毛 韶夫
1
,
尾形 利郎
1
,
米山 武志
1
,
石川 七郎
2
Keiichi SUEMASU
1
,
Tsuguo NARUKE
1
,
Shichiro ISHIKAWA
2
1国立がんセンター病院外科
2国立がんセンター病院
pp.573-581
発行日 1965年5月20日
Published Date 1965/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203596
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
1933年,R.Graham1)による最初の肺癌にたいする肺切除術成功以来,今日の肺癌にたいする外科療法は術式の改善,直接死亡,術後合併症の減少,術中術後の病態の解析とその治療の進歩により非常な進歩をとげた.
それでも現在の術後生存率は決して満足すべきものではない2)−9).この切除成績改善をはばむ一因子である気管支瘻は,肺癌切除のばあい,はなはだ低率であることは知られているが,近時,術前照射の併用にともなつて問題が起りつつある.
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.