Japanese
English
特集 下部消化管出血
下部消化管出血の放射線診断
Radiologic diagnosis of lower gastrointestinal bleeding
小林 茂雄
1
,
有山 襄
1
,
松川 正明
1
Shigeo KOBAYASHI
1
,
Jo ARIYAMA
1
,
Masaaki MATSUKAWA
1
1順天堂大学医学部消化器内科
pp.1429-1434
発行日 1983年10月20日
Published Date 1983/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208450
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はじめに
下部消化管とは,一般的にはTreitz靱帯以下の消化管とされているが,小腸の病変は症例が少ないので,文中では,大腸病変について論ずる.
下部消化管出血(大腸)は,ほとんどが顕出血である.時には,緊急の処置が必要なこともある.従つて,顕出血例(肛門部病変を除く)に対しては,通常の検査体系と異なる手順が確立されてきている.これには,ファイバースコープの改良・進歩によるところが大である.この中で,注腸X線検査と血管造影の果たす役割りを考えてみる.
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