今月の主題 出血とその対策
吐血・下血
下部消化管出血病変と診断
田島 強
1
,
喜田 剛
2
Tsuyoshi TAJIMA
1
,
Tsuyoshi KIDA
2
1東京都立駒込病院・内視鏡診断科
2東京都立駒込病院内科
pp.774-775
発行日 1981年5月10日
Published Date 1981/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217158
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下部消化管とは,一般的にはTreitz靱帯より肛側を称する.ここからの出血の頻度は報告者により大きく異なっているが,本邦では全消化管出血の10〜40%といわれており,その大部分は大腸疾患からの出血である.
本稿では下部消化管出血の特徴とその診断について述べ,ついで出血をきたす主な疾患について略述する.
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