Japanese
English
臨床報告
尾状葉より発生した肝嚢胞腺腫の1治験例
A case of the liver cystadenoma originated from the caudate lobe
沖本 俊明
1
,
長田 栄一
1
,
井川 澄人
1
,
村松 秀幸
1
,
広橋 一裕
1
,
成山 多喜男
1
,
木下 博明
1
,
酒井 克治
1
,
小林 庸次
2
Toshiaki OKIMOTO
1
1大阪市立大学医学部第2外科
2大阪市立小児保健センター病理
pp.1371-1375
発行日 1983年9月20日
Published Date 1983/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208442
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はじめに
最近における超音波検査やCTなどの診断技術の進歩により,肝の嚢胞性疾患は容易に発見されるようになつたが,肝嚢胞腺腫(以下,本症)は肝嚢胞腺癌とともにきわめて稀な疾患であると考えられる.われわれは最近,肝尾状葉より肝外性に発育した嚢胞腺腫の1治験例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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