Japanese
English
特集 肝硬変と手術
術前・術後の管理—食道静脈瘤手術
Pre-and postoperative management in liver cirrhosis with esophageal varices
小山 研二
1
,
菊地 淳一
1
,
大内 清昭
1
,
佐藤 寿雄
1
Kenji KOYAMA
1
1東北大学医学部第1外科
pp.1313-1318
発行日 1983年9月20日
Published Date 1983/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208429
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はじめに
食道静脈瘤の治療は,手術の他に内視鏡的硬化療法や経門脈性栓塞法などの開発進歩により極めて多彩となつた.そして,重症肝硬変例には非手術的治療法を行うことにより,本症の治療成績は著しく向上しつつある.しかし,治療の確実性,永続性の点では手術が最もすぐれており,予後を十分考慮したうえで手術を安全にし,かつその適応を拡大することは依然として重要な課題である.そのためのriskの判定,術前・術中・術後の管理について自験例を中心にのべたい.
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