Japanese
English
臨床報告
食道狭窄を伴つた進行性全身性硬化症の1例
A case of esophageal stricture due to the progressive systemic sclerosis
樋口 章夫
1
,
服部 泰章
1
,
吉富 錠二
1
,
田辺 賀啓
1
,
国立 裕之
2
Akio HIGUCHI
1
1公立小浜病院外科
2公立小浜病院内科
pp.1085-1088
発行日 1983年7月20日
Published Date 1983/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208394
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はじめに
進行性全身性硬化症(Progressive Systemic Sclerosis以下PSS)は多彩な臨床症状を呈する自己免疫疾患といわれており,皮膚硬化,関節拘縮の他,消化器症状,呼吸器症状等を主症状とする.消化器症状として食道狭窄を合併することはよくみられるが高度の狭窄のため食道再建手術を施行した症例報告はきわめて少ない.最近,著者らはPSSの経過観察中に食道狭窄を発症し次第に進行したため,下部食道噴門切除,食道再建術を施行した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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