Japanese
English
特集 腹部外傷の超音波診断
膵臓外傷
Ultrasonic evaluation of pancreatic injury
冨田 周介
1
,
伊吹 康良
1
,
工藤 正俊
1
,
藤見 勝彦
1
,
小森 英司
1
,
遠藤 義彦
1
,
沖本 芳春
1
,
藤堂 彰男
1
,
北浦 保智
2
,
高橋 朗
2
,
林 雅造
2
,
佐藤 守
2
,
石川 稔晃
2
,
黒木 輝夫
3
Syusuke TOMITA
1
1神戸市立中央市民病院消化器内科
2神戸市立中央市民病院内科
3神戸市立中央市民病院外科
pp.335-341
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208256
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はじめに
超音波検査法は無侵襲にしてかつ装置のポータブル化によりベッドサイドでも施行でき,また即時的に結果を得られる等の利点がある.このことは患者が往々にして重篤で,迅速な診断を求められる急性腹症や腹部外傷の診断法として本検査法は最も適していると思われる.従来このような患者における検査法としては腹部単純写真が最も一般的なものであつたが,われわれは超音波検査法を装置がポータブル化されて以来,first choiceの検査法として用いて来た.その結果多くの腹部疾患について迅速,かつ正確な診断を得ることが可能であつた1).今回著者らは術前に超音波検査を施行し,診断可能であつた数症例について供覧し,膵外傷に対する本法の有用性について検討した.
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