ここが知りたい 臨床医のためのワンポイントレッスン
ヨード系造影剤使用のX線検査におけるショック対策は?
平松 慶博
1
1筑波大学臨床医学系放射線科
pp.221
発行日 1983年2月20日
Published Date 1983/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208240
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A;経静脈性尿路造影(いわゆるIVP),その他の尿路造影,各種の血管造影に限らず,近年CTの普及に伴いヨード剤を使用する機会がさらに多くなつて来ている.IVPや血管造影の際には,とくに充分準備した上で検査を施行するのが常であるが,CTにおいては,比較的安易に造影剤を注射しているのを見かける.
ヨード剤に対する反応の機序は,いまだ充分解明されていない.単なるアレルギー反応ではなく,複雑な免疫作用とも関連している様であるが,心理的な因子を強調する学者もある.
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