Japanese
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特集 新しい抗生物質と外科
消化器外科と抗生物質
感染を防止するにはどうするか
下部消化管手術
Chemoprophylaxis after lower intestinal surgery
中山 一誠
1
,
秋枝 洋三
1
Issei NAKAYAMA
1
,
Yōzō AKIEDA
1
1日本大学医学部第3外科
pp.1495-1499
発行日 1982年10月20日
Published Date 1982/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208145
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はじめに
人体最大の漿膜である腹膜(peritoneum)に種種の原因により炎症が生じた腹膜炎(acute peri—tonitis)は化学療法,抗ショック療法,輸液,麻酔の発達,進歩により,以前に比較してその救命率は上昇をみたが,依然として重篤な疾患の一つであることには間違いはなく,一度適切な治療を誤ると,その救命は困難となる.本稿の主題である,下部消化管手術後の感染を防止するにはどうするかは,下部消化管手術後の腹腔内感染症の予防と治療をどのように行うかということになる.
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