特集 外科外来マニュアル
私の治療
上肢・下肢
爪刺
和田 寛治
1
1長岡赤十字病院外科
pp.698
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207991
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□概説
一般には,化膿して来院する場合が多いので,瘭疽として処理されている.その本体は指趾の爪縁が爪溝を穿破して周囲の組織に深く食い込む状態をいい,一般的に指爪より趾爪に多く見られる.歩行時の疼痛が主である.しかし,手指の場合は,非常に気になり,爪かみ,爪割り等の癖を持つ人が多く,爪廓炎,爪床炎,さらには瘭疽に進展する.
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