Japanese
English
臨床報告
放射線治療後に発生した頸部食道癌の1例
A case of cancer of the carvical esophagus developed after radiotherapy
小林 建仁
1
,
杉原 英男
1
,
三田 三郎
1
,
日比 道昭
1
,
北村 宏
1
,
内田 晃亘
1
,
二村 雄次
1
,
弥政 洋太郎
1
,
服部 龍夫
2
,
高 勝義
3
Kenji KOBAYASHI
1
1名古屋大学医学部第1外科
2名古屋第一赤十字病院外科
3山下病院外科
pp.1921-1924
発行日 1981年12月20日
Published Date 1981/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207857
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はじめに
放射線治療後の発癌は重要な問題であり,古くは医用放射線被曝による皮膚癌,白血病がある.その後頭頸部の良性疾患に対する放射線治療後に発癌した例が報告されるようになり,最近では放射線治療の進歩に伴い悪性腫瘍治療後に発癌した例も報告されている.今回われわれは,頸部結核性リンパ節炎に対して放射線照射を受け,51年後に発生した頸部食道癌の1例を経験したので報告する.
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