Japanese
English
臨床報告
子宮癌の放射線治療後に発生した直腸癌の1例
A case of rectal cancer following irradiation of cancer of the uterus
宮野 陽介
1
,
川角 博規
1
,
万木 英一
1
,
岡本 恒之
1
,
木村 修
1
,
西土井 英昭
1
,
田村 英明
1
,
貝原 信明
1
Yosuke MIYANO
1
1鳥取大学医学部第1外科
pp.1917-1919
発行日 1981年12月20日
Published Date 1981/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207856
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はじめに
近年,子宮癌に対する放射線療法は著しく進歩し,その成績も向上している.この放射線療法の副作用として,よく知られているのは放射線直腸炎であるが,長期観察により放射線照射野に第2癌が発生する事も知られている.従つて,子宮癌の長期生存例が増加するに従つて,これが問題になつて来るものと思われる.われわれは,子宮癌放射線治療後18年経過して発生した直腸癌の1治験例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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