Japanese
English
臨床報告
肺癌の小腸転移による穿孔性腹膜炎の1例
Small bowel perforation due to metastatic carcinoma of the lung
浅井 雅則
1
,
服部 龍夫
2
,
石川 覚也
2
,
福田 巌
2
,
平松 隼夫
2
,
小林 陽一郎
2
,
恒川 伸也
2
,
岩瀬 正紀
2
,
宮崎 芳機
2
,
山瀬 博史
2
,
宇野 裕
3
,
西山 忠夫
4
,
前田 光信
1
,
二村 雄次
1
,
弥政 洋太郎
1
Masanori ASAI
1
1名古屋大学医学部第1外科
2名古屋第1赤十字病院外科
3名古屋第1赤十字病院検査部病理
4名古屋第1赤十字病院検査部細胞診
pp.423-426
発行日 1982年3月20日
Published Date 1982/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207922
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はじめに
近年本邦において肺癌は増加傾向にあり,遠隔転移として肝,副腎,脳,骨等への転移が多く報告されているが,小腸への転移は稀である.さらに転移巣の穿孔による腹膜炎が外科的に治療された報告は極めて稀である.最近われわれは肺癌の小腸転移による穿孔性腹膜炎の1例を手術する機会を得たので若干の文献的考察を加えて報告する.
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