Japanese
English
臨床報告
左腋窩リンパ節転移を伴なう挙上胃に発生した癌の1手術例
Carcinoma of stomach tube with axillary lymphnode metastasis after radical operation of esophageal carcinoma
奥島 憲彦
1
,
高田 忠敬
1
,
福島 靖彦
1
,
今泉 俊秀
1
,
佐藤 裕一
1
,
大橋 正樹
1
,
鈴木 衛
1
,
原田 昌弘
1
,
上田 哲哉
1
,
島田 幸男
1
,
中迫 利明
1
,
室井 正彦
1
,
井手 博子
1
,
遠藤 光夫
1
,
羽生 富士夫
1
Norihiko OKUSHIMA
1
1東京女子医科大学消化器病センター
pp.1325-1331
発行日 1981年8月20日
Published Date 1981/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207780
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はじめに
食道癌の治療成績は近年とみに向上し,根治手術後の長期生存例も少なからず経験するようになつてきている.しかしながら,長期生存例のfollow up中注意すべき問題点の1つとして他臓器重複癌の発生があげられる.最近われわれは,胸部食道癌根治手術後8年経過し,胸壁前挙上胃管に胃癌の発生と左腋窩リンパ節転移をみ,切除し得た症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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