Japanese
English
特集 上部消化管出血—保存的止血法のトピックス
内視鏡を用いた止血法
焼灼法
Fiberscopic coagulation for upper GI bleeding
上田 治
1
,
平塚 秀雄
1
,
檜山 護
1
,
長谷川 充輝
1
,
内山 喜一郎
1
,
高橋 亨
1
Osamu UEDA
1
1平塚胃腸病院
pp.1069-1073
発行日 1981年7月20日
Published Date 1981/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207746
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はじめに
救急医療としての対応のせまられる患者を目前にした場合,われわれ臨床医は何かひとつの得意の技倆を発揮し,適切な治療を施し,もしそれが救命に直結したならば,それは臨床医としての誇りであり,また常日頃そのような診療体系づくりに努力しなければならない.上部消化管出血はまさにこうした対応にふさわしい消化管系のem—ergencyの疾患群であり,その対策の新しい技術の開発は目ざましい.
内視鏡的止血法の主なものをとりあげてみると,高周波電流による内視鏡的直視下凝固止血法をはじめとして,クリッピング止血法,薬剤撒布による止血法,薬液局注による止血法さらにはレーザー止血法など,それぞれ画期的な方法として注目をあびているのが現状といえよう.
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