Japanese
English
臨床報告
Bochdalekヘルニアに合併した横隔膜嚢腫の2例
Two cases of diaphragmatic cyst associated with Bochdalek's hernia
中川 久明
1
,
蛇口 達造
1
,
加藤 哲夫
1
,
高橋 俊雄
1
Hisaaki NAKAGAWA
1
1秋田大学医学部第1外科
pp.1607-1612
発行日 1980年11月20日
Published Date 1980/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207559
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はじめに
原発性横隔膜腫瘍はまれな疾患であるが,報告例をみるとその過半数は良性腫瘍で,嚢腫性病変がその大半を占めている.年齢では生後26日から80歳までと多様であるが40歳台が最も多く,新生児例は非常に稀と思われる.最近われわれは,Bochdalekヘルニアのヘルニア嚢に併発した横隔膜嚢腫の2新生児例を経験したのでその成因に関し,若干の考察を加え報告する.
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