外科医の工夫
ミシン式縫合器
横山 正義
1
,
和田 壽郎
1
,
野本 玲司
2
1東京女子医科大学胸部外科
2蛇の目ミシン工業(株)技研
pp.1293-1295
発行日 1980年9月20日
Published Date 1980/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207513
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はじめに
一本の針と一本の糸を上手に使用して縫合をやつてきたのがこれまでの外科であつた.切り方,針のさし方,糸の結び方が外科医の能力を示す一つの指標であつた.しかし,この十年来,種々の手術用器械が導入され,手術がより速くより確実になされようとしている1-4).
われわれは針先に糸をつけミシンの原理を応用して,筋肉や皮下組織や皮膚などを縫合する装置を試作した.
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