Japanese
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特集 熱傷治療のトピックス
熱傷ショック期の治療
熱傷ショックの薬物療法
Burns; inhibition of edema formation
吉岡 敏治
1
,
小林 久
1
,
大橋 教良
1
,
澤田 祐介
1
,
杉本 壽
1
,
杉本 侃
1
Toshiharu YOSHIOKA
1
1大阪大学医学部付属病院特殊救急部
pp.1665-1671
発行日 1979年11月20日
Published Date 1979/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207314
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はじめに
熱傷時の激しい体液変動や循環動態の変化をもたらす原因としてhistamineやbradykinineなどの各種kmine類,prostaglandine,MDF(Myocardial depressant factor),さらには熱傷トキシンの存在を示唆するものまで数多くの物質が提唱されている.これらに対応して種々の薬剤によるショック軽減や浮腫の抑制が試みられて来たが,その多くは現在までのところ概ね否定的である.以下現在までに数多くの実験的研究がなされ,臨床的にも一時期評価されたステロイド,抗ヒスタミン剤,ヘパリン療法,GIK療法等について解説する.
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