Japanese
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特集 急性胆嚢炎の治療
手術のタイミング—私はこう考える
外科の立場から
Surgical indication for acute cholecystitis
佐々木 英制
1
,
近藤 博
1
,
葛西 洋一
1
Eisei SASAKI
1
1北海道大学医学部第1外科
pp.1539-1543
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207297
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はじめに
急性胆嚢炎は常に穿孔の危険性を有し,またいつたん治癒しても再燃を起こしやすいことから,手術治療の適応疾患といえる.しかしながら,急性胆嚢炎のいかなる時期に手術を行なうかについては,緊急手術,早期手術,待期手術などの方針が種々論じられている.
欧米では早期手術が強調されているが,わが国の現状をみると,本症の大多数はまず内科医を受診し,保存的治療が行なわれたのちに外科医の手にゆだねられる場合が多いので,早期手術の機会はむしろ少ないと考えられる.そこで著者らは,教室および関連施設で手術された急性胆嚢炎症例の実態を調査し,手術のタイミングと手術々式の選択を中心に検討を加えた.
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