Japanese
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臨床報告
乳癌根治手術18年後の脊髄硬膜内髄外転移巣の1例
Intramedullary spinal cord metastasis 18 years after the radical operation for breast cancer;a case report
片山 容一
1
,
東 裕文
1
,
後藤 利和
1
,
菅原 武仁
1
,
坪川 孝志
1
,
森安 信雄
1
Yoichi KATAYAMA
1
1日本大学医学部脳神経外科
pp.1193-1196
発行日 1978年8月20日
Published Date 1978/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207011
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はじめに
脊髄の転移性腫瘍は,全脊髄腫瘍中約30%を占める.しかしその大部分が,まず脊椎ないし傍脊柱組織に転移し,その進展によつて脊髄硬膜外腫瘍としての性質を示してくるものであり,硬膜内に浸潤・発育することは稀である.私どもは,乳癌根治手術18年後に脊髄症状が出現し,補助検査により硬膜内髄外腫瘍を確認,その摘出によつて神経症状の著しい改善をみた転移性脊髄腫瘍の1例を経験したので報告する.
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