原著
織布労働者の周産期死亡率について
篠崎 吉次
1
1群馬県富岡保健所
pp.145-148
発行日 1963年3月15日
Published Date 1963/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202641
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I.はじめに
周産期死亡と社会経済的要因との関係については,未熟児出生の場合と同様に,低社会層に多いことが,しばしば指摘されている1)。また母体の生活環境との関係では,就業婦人に高率である2)といわれ,母体労働の影響が注意されている。著者は,さきに織布労働者に未熟児出生,及び死産が多いことを報告したが,今回は更に周産期死亡との関係について検討した結果,同様な成績を得たので報告する。
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