Japanese
English
臨床報告
先天性胆管拡張症に癌の発生した症例および先天性胆管拡張症16例の経験
Choledochal cysts; report of 16 cases including a case associated with carcinoma
小野 典郎
1
,
岡田 康孝
1
,
角谷 冨男
1
,
福井 亨
1
,
岡田 清文
1
,
雲井 康晴
1
,
西村 正
1
,
小原 秀一
2
,
田中 勲
3
Norio ONO
1
1大阪府立病院第1外科
2大阪府立病院放射線診断科
3大阪府立病院研究検査科
pp.1583-1588
発行日 1977年12月20日
Published Date 1977/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206866
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はじめに
先天性胆管拡張症については,症例報告やその原因,分類,治療などに関する内外論文は既に多数にのぼつている.本症が先天性疾患であることはほぼ異論がなく,若年者に多くみられる疾患であり,型としては総胆管の嚢胞性拡張型が大多数を占めることも一般的に認められている.
最近になつて,その拡張が総胆管に限らず,時には肝内胆管にも存在するという報告がみられるようになつたが,この型は成人例に多いようである.
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