カラーグラフ 臨床外科病理シリーズ・20
先天性胆管拡張症と胆嚢癌
松峯 敬夫
1
,
青木 幹雄
2
,
笹子 三津留
3
,
瀬戸 輝一
4
1東京都立墨東病院外科
2東京都立墨東病院病理
3東京大学医学部第2外科
4帝京大学医学部病理
pp.1370-1371
発行日 1984年10月20日
Published Date 1984/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208822
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古くから,先天性胆管拡張症は膵胆管合流異常を高率に随伴し,また拡張胆管壁に癌を生じ易いものといわれている.最近に至り,胆管のみならず胆嚢に癌がみられたとする報告や,胆管拡張のない合流異常例に胆嚢癌が見出されたとする報告が相次ぎ,胆嚢癌発生にかかわる要因として膵胆管合流異常の存在が注目を集めている.
そこで今回は,先天性胆管拡張症(膵胆管合流異常随伴)に胆嚢癌を合併した1症例を選び紹介する.
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