Japanese
English
今月の主題 胆道系疾患の臨床(2)―胆管異常を中心として
序説
胆管異常,特に先天性総胆管拡張症の臨床
Clinical Progress of Anomaly of Bile Duct, Especially of Congenital Biliary Dilatation
春日井 達造
1
T. Kasugai
1
1愛知県がんセンター
pp.1163-1165
発行日 1981年11月25日
Published Date 1981/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108264
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先天性胆道拡張症(congenital dilatation of the biliary duct)は総胆管囊腫(choledochal cyst)とも言い,境界領域の疾患を含む広義の総胆管囊腫のことである.総胆管囊腫は総胆管だけの拡張を意味しないから,むしろ胆道拡張症と広く包含して表すのがよいとされている1).
先天性総胆管拡張症はVaterが最初に記載したと言われているが,1852年,独立疾患としてDouglas2).最初に報告した.
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