Japanese
English
臨床報告
中結腸動脈瘤破裂の2例—報告例の集計と文献的考察
Two cases of the ruptured middle colic artery aneurysm:case report and a review of the literatures
宮地 正彦
1
,
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
広瀬 省吾
1
,
深田 伸二
1
,
鈴木 雄彦
2
Masahiko MIYACHI
1
1大垣市民病院外科
2犬山中央病院外科
pp.1601-1607
発行日 1985年11月20日
Published Date 1985/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209190
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はじめに
腹部内臓血管動脈瘤は稀な疾患であるが,動脈撮影の技術の進歩とともに,その報告例は増加してきている1).しかしながら,そのほとんどは臨床症状を伴わないために術前診断は難しく,動脈瘤破裂により発症し,急性腹症として開腹され,本疾患と診断されることが多い.われわれは腹部内臓血管動脈瘤の中でもとくに稀な中結腸動脈瘤の破裂による腹腔内出血をきたした2症例を経験したので文献的考察を加え報告する.
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