外科教育を考える・3
—対談—外科卒後教育—トレーニングを受けた立場から
木村 壮介
1
,
坂本 昌義
1
1三井記念病院外科
pp.361-370
発行日 1977年3月20日
Published Date 1977/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206703
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大学病院にその多くを依存せざるを得ない我が国外科卒後教育の現況下にあつていわゆる米国のレジデント制に慣つて独自のプログラムを有し実績をあげているいくつかの市中病院がある.また社会的ニードとしての医師養成と,それに呼応する新設医科大学の誕生などで,数年先の現勢図も大きく塗り変えられようとしている.
日本の外科医の将来像を考えるにあたり,弊誌では,市井にあり着実にその歩みを始めているそれら病院群の1つ,三井記念病院の外科卒後研修の在り方と,その依拠するところを"外科教育を考える"として2回に亘り掲載してきた*.このレポートに対し多くの反響が寄せられ外科のみならず医学全領域が,この問題に対する関心と期待を隠さない.
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