Japanese
English
臨床報告
経肛門的に切除しえた直腸villous adenomaの1例
A case report of the villous adenoma of the rectum;transanal excision
山本 恒義
1
,
村上 哲之
1
,
菊地 惇
1
,
小笠原 雅通
1
,
華表 克次
1
,
小澤 正則
1
,
佐々木 睦男
1
,
伊藤 素之
1
,
今 充
1
Tsuneyoshi YAMAMOTO
1
1弘前大学医学部第2外科
pp.257-261
発行日 1977年2月20日
Published Date 1977/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206688
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はじめに
大腸のvillous adenomaはその高率な悪性変化と粘液の異常大量分泌による体液喪失(特に低カリウム血症)を特徴とし,欧米において多数例の詳細なる検討がなされている.一方わが国では本症は稀な疾患とされ,その報告例もすくない.
われわれは下痢を主訴とした直腸のvillous adenomaを経験したので若干の文献的考察をおこない,特に治療方針に検討を加え報告する.
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