Japanese
English
臨床研究
乳腺葉状嚢胞腺腫の臨床的考察—自験例12例を中心として
A clinicopathological study of fibroadenoma phyllodes of the breast;from twelve cases in our clinic
吉本 隆行
1
,
曹 桂植
1
,
奥野 匡宥
1
,
曽和 融生
1
,
梅山 馨
1
Takayuki YOSHIMOTO
1
1大阪市立大学医学部第1外科
pp.85-89
発行日 1977年1月20日
Published Date 1977/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206663
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
Cystosarcoma Phyllodesは1836年にMüller1)により,独特な臨床像と組織像を示す乳腺の腫瘤として紹介されて以来,臨床家が時に遭遇する腫瘍であるが,本症の名称ならびに定義に関しては必ずしも統一された見解が出されていない.われわれは最近,30.5×26×20cm,重さ6.5kgの巨大な症例を経験したので,1961年より現在までの15年間に当教室で経験した12症例(表)の臨床所見を報告し,あわせて若干の文献的考察を加えた.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.