発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002022778
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26歳女.両側乳房に腫瘤を触知し,左乳房腫瘤が増大した為受診した.右乳房腫瘤は線維腺腫,左乳房腫瘤は葉状腫瘤の疑いと診断し,手術目的で入院した.穿刺吸引細胞診では左右腫瘤共にシート状の細胞集塊が筋上皮細胞を伴うことより線維腺腫と診断した.術中迅速病理検査では線維腫であったが,肉眼割面所見から葉状腫瘍が疑われたので,腫瘤核出後の周囲乳腺組織を追加切除した.右乳房腫瘤の病理所見は線維腺腫であった.左乳房腫瘤は境界型葉状腫瘍と診断した.退院後,左乳房再発を認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2001