Japanese
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特集 手術と肝障害
肝機能障害時の手術適応の決定—外科の立場から
Surgery in hepatic dysfunction
河野 信博
1
,
菅原 克彦
1
,
島津 久明
1
,
石川 浩一
1
Nobuhiro KAWANO
1
1東京大学医学部第1外科
pp.150-156
発行日 1976年2月20日
Published Date 1976/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206435
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はじめに
肝機能は肝の複雑な機構を比較的単一なパラメーターで表現する関係にあるので,そのために肝障害に外科的侵襲を加える適期の決定に際しては,しばしば外科医を困却させることが多い.本稿では,外科手術と肝障害との関連について,肝障害に外科的病態が纒つている場合や,一般外科臨床ではもつとも普遍的な胃切除時の肝障害のもつ意義などから,手術適応の問題にふれてみたい.
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