Japanese
English
臨床報告
Intralobar pulmonary sequestrationの1治験例
Intralobar pulmonary sequestration
熊崎 俊英
1
,
岩井 昭彦
1
,
佐藤 史朗
2
,
土井 孝司
2
,
吉川 龍雄
3
,
判治 康彦
3
,
永田 真敏
4
Toshihide KUMASAKI
1
1名古屋市立緑市民病院第2外科
2名古屋市立緑市民病院第1外科
3名古屋市立緑市民病院小児科
4名古屋市立大学医学部麻酔科
pp.111-114
発行日 1976年1月20日
Published Date 1976/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206429
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はじめに
Pulmonary sequestrationは正常な気管支系から分離された気管支,肺の腫瘤またはのう腫で,直接大動脈からの異常動脈により栄養されているものである.本症と思われるものの最初の例は1777年Huber1)により剖検例の報告がなされており,その後も剖検例の報告はあるが統一した名称がなく,1947年Pryce2)が上記のごとく定義名命して以来広くこの名称が用いられてきている.
われわれは,感染により発症し,巨大のう胞を形成,手術時本症と診断した1例を経験したので報告する.
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