Japanese
English
臨床研究
末梢循環障害を主訴とした膠原病
Collagen diseases with the complaint of peripheral vascular insufficiency
大城 孟
1
,
向井 清
1
,
洪 性徳
1
,
阪本 俊一
1
,
杉立 彰夫
1
,
村上 文夫
1
Takeshi OHSHIRO
1
1大阪大学医学部第2外科
pp.1013-1018
発行日 1975年8月20日
Published Date 1975/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206309
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はじめに
膠原病は,しばしば指趾チアノーゼ,疼痛,レイノー現象など末梢循環障害を初期症状として発病してくることがあり,血管外科外来を受診する機会の多い疾患の1つである.
しかし膠原病による末梢循環障害は,他疾患による末梢循環障害とほぼ類似の臨床症状を呈するため,両者を鑑別することは容易ではなく,その診断はむずかしい.そのために,膠原病による末梢循環障害は,ありふれたレイノー症候群,血栓性静脈炎,慢性動脈閉塞症などとして加療されていることが多い.
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