Japanese
English
特集 一般外科医のための小児外科
鎖肛—病型に対する国際分類案の紹介
Anorectal anomalies: special reference of the international classification
森田 建
1
,
石原 通臣
1
,
斉藤 浩
1
,
金子 十郎
1
Ken MORITA
1
1日本大学医学部第1外科
pp.1395-1402
発行日 1974年12月20日
Published Date 1974/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206153
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
鎖肛という言葉は,肛門直腸の奇形を総括した意味に用いられており,約5,000の出生に1例の割合で発生するとされ,消化管奇形のなかでは最も多いものである.
鎖肛の多くは新生児期にイレウス症状をきたし救急手術を要するが,外科的治療の究極の目的は正常な排便機能を有する肛門を手術的に再建することにある.したがつて本奇形に含まれる種々な病型を的確に診断し,それに適した治療方針,手術術式を選択することが要求される.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.