Japanese
English
特集 一般外科医のための小児外科
急性虫垂炎
Acute appendicitis in infants
織畑 秀夫
1
,
島本 悦次
1
,
藤本 栄四郎
1
,
橋本 文教
1
Hideo ORIHATA
1
1東京女子医大外科
pp.1389-1393
発行日 1974年12月20日
Published Date 1974/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206152
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はじめに
急性虫垂炎に対する虫垂切除術は外科医として最初のメス下しの手術であり,いわゆる開腹手術としても最初に行なう手術である.手術としては最も初期の外科医の手術ではあるが,反面虫垂炎の炎症の進行した時期には,多種多様の形態を示すために時には非常に難しい手術でもある.すなわち虫垂炎の手術は非常に古いが,また常に新しい,難しい手術といえる.特に幼少児および高齢者においては診断が難しいために手おくれになる場合が少なくなく,この意味からも難しい手術といえる.
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