Japanese
English
臨床研究
経皮的胆道造影—合併症よりみた手技上の反省
Percutaneous transhepatic cholangiography:technical problems and complications
岡島 邦雄
1
,
山本 泰久
1
,
成末 允勇
1
,
曾我部 興一
1
,
福田 範三
1
,
酒井 邦彦
1
,
戸谷 完二
1
,
木林 速雄
1
,
作野 和人
1
Kunio OKAJIMA
1
1岡山大学医学部第1外科
pp.1027-1033
発行日 1974年8月20日
Published Date 1974/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206101
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はじめに
近年肝,胆道,膵疾患の診断に経皮的胆道造影が優れた診断能を持つことが広くみとめられ,肝生検にも比すべき検査法として内科的にも応用されている1-5).しかしなお本法には少数ではあるが,胆汁漏出,出血等の重篤な合併症が存在し,このことが内科医が行なうにせよ,万一の場合にそなえ外科医の協力体勢を整えておくべきだ3,6,7,12)とされる所以である.本稿ではわれわれが経験した本法合併症の原因を解析し,手技上の問題点につき反省した結果を報告する.
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