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特集 胸部食道癌の外科
食道癌手術における再建術式とその選び方
胸壁前食道胃吻合術
Ante thoracic esophagogastrostomy
羽生 富士夫
1
,
遠藤 光夫
1
,
御子柴 幸男
1
,
井手 博子
1
,
中山 恒明
1
Fujio HANYU
1
1東京女子医大消化器病センター
pp.749-752
発行日 1974年6月20日
Published Date 1974/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206056
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はじめに
胸部食道癌の根治手術は,癌腫はもちろん,転移廓清を伴う胸部食道の切除と,切除後の食道再建とあいまつてはじめて完成したものといえる.
食道再建術は,これを一期的に行なうか,分割するかの問題,代用食道として,胃,小腸,大腸いずれの臓器を用いるか,さらに,胸腔内(後縦隔),胸骨下および胸壁前といつた3種の経路の選択という問題がある.
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