Japanese
English
特集 消化管手術と内視鏡
十二指腸・胆・膵の内視鏡診断—手術症例を中心に
Endoscopy of the duodenum, pancreas and biliary tract:evaluation from surgical point of view
神律 忠彦
1
,
丸山 正隆
1
,
大井 至
1
,
竹本 忠良
1
,
早川 国彦
2
,
浜野 恭一
2
,
羽生 富士夫
2
Tadahiko KOZU
1
,
Kunihiko HAYAKAWA
2
1東京女子医大消化器内科
2東京女子医大消化器外科
pp.195-200
発行日 1974年2月20日
Published Date 1974/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205976
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はじめに
消化器外科の領域で内視鏡の果たす役割の主なものは,やはり病変の診断と手術適応の決定につきる.十二指腸,胆,膵におけるその現状と問題点を以下にまとめてみた.枚数に制限があるので,臨床的に頻度が高く,手術的療法の対象となるものを重点的にとりあげた.すでに豊富な経験を有する胃内視鏡検査を基礎にして,十二指腸や胆,膵の内視鏡検査にたずさわる方々が急激に増えている現状に鑑み,これからはじめようとする方々のお役に立てばと思い,多少の技術的なポイントも加え,われわれのグループの経験例を中心にまとめた.書き足りない部分は,この分野の指導的な研究者による文献が多数世に出ているので,それを参照されたい.
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