Japanese
English
研究
中心静脈栄養法におけるチューブ留置静脈の組織学的検討
Histological study of the superior vena cava with an indwelling venous catheter
古賀 禧子
1
,
池田 恵一
1
Yoshiko KOGA
1
,
Keiichi IKEDA
1
1九州大学医学部第2外科
pp.1725-1730
発行日 1973年12月20日
Published Date 1973/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205940
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はじめに
小児外科領域では,栄養管理上,経静脈栄養を主体とせざるを得ない場合がある.かかる症例では,上大静脈にチューブを留置し,中心静脈栄養法を行なえば,長期間にわたり高張輸液投与が可能である.末梢静脈による輸液と異なり,中心静脈栄養法では,一旦チューブ留置による静脈の合併症を惹起すれば,時に致命的となる.故にその安全性は,臨床症状のみならず,病理組織学的検索を行なつて確認すべきと考え,以下の実験を行なつた.
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