Japanese
English
実験
犬胎児を用いた子宮内手術—先天性小腸閉鎖症の実験的研究
Fetal surgery in the dog:experimental study on the congenital intestinal atresia
古賀 禧子
1
,
池田 恵一
1
,
林田 裕
1
Yoshiko KOGA
1
1九州大学医学部第2外科
pp.599-603
発行日 1975年5月20日
Published Date 1975/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206244
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はじめに
胎児実験は,胎児の生理,生化学的態度の研究に有用であり,また人の先天性奇形の実験モデルをつくるにも価値あるものと考えられる.近年では免疫学の分野からも注目されるようになつた.実験動物としては,ラット,家兎,犬,豚,羊,その他が現在までに使用されている.そのなかで妊娠犬は入手ならびに飼育が容易であり,妊娠期間は比較的長く,胎児の大きさも手術に適当である等の利点を有している.われわれは犬胎児を用い先天性小腸閉鎖症の実験を行なつたので,その手術手技につき述べる.
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