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特集 術後ドレナージの実際
心臓手術後のドレナージ
Drainage after cardiac surgery
杉江 三郎
1
Saburo SUGIE
1
1北海道大学医学部第2外科
pp.477-480
発行日 1973年4月20日
Published Date 1973/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205781
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はじめに
誘導(ドレナージ)の目的は,もとより手術創あるいは腹腔や胸腔などの体腔に貯留する血液,滲出液,漏出液,またときには膿汁などの体外排出をはかり,炎症や感染の進展を防止するとともに,ことに体腔にあつては,貯留液による体腔内臓器の圧迫症状を解除するところにも大きな目的のひとつがある.
本誌特集の「術後ドレナージの実際」となると,手術治療の一環としての誘導法がとりあげられるわけであるが,ことに命題の心臓手術後のドレナージについては,それに伴う特徴的な実際論とともに,他の分野の誘導法との共通部分ももちろん少なくないのである.
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