Japanese
English
論説
前胸壁,鎖骨上部の悪性腫瘍に対する動脈内持続注入化学療法
Intra-arterial infusion chemotherapy for advanced malignancies of the chest wall and the supraclavicular region
宇都宮 譲二
1
,
馬来 忠道
1
,
小川 伸一郎
2
,
津屋 旭
2
Joji UTSUNOMIYA
1
,
Shin-ichiro OGAWA
2
1東京医科歯科大学第2外科
2癌研究所附属病院放射線科
pp.1603-1611
発行日 1972年11月20日
Published Date 1972/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205710
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はじめに
制癌剤の動脈内注入法は1958年Kloppら1)が頭頸部腫瘍に対してnitrogen mustardの間歇投与を試みたことによりはじめられ,その後,Sullivanら2)が代謝拮抗剤を用いた持続注入法を提唱し,今日その価値が高く評価されている.
本法は頭頸部,肝腫瘍が最もよい適応とされていたが,われわれは骨盤内腫瘍に本法を用いる可能性があることをすでに発表した3).
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